年下の彼氏・年上の彼女?:アシュトン・カッチャーとデミ・ムーアから何を学ぶか?

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年の差カップルは、昔からどこにでもいるものです。

大人の恋愛で「年の差カップル」という場合、だいたい7年以上離れている場合を指します。2、3年離れているのは別に普通で、同じ世代と考えて問題ないからです。

ただ従来では、年の差カップルというと男性が年上で女性が年下というのが主流でした。最近でいうと、石田純一と東尾理子だったり、加藤茶だったり、トム・クルーズとケイティ・ホームズだったり、色々な例が挙げられます。

最近は、いわゆる「姉さん女房」、つまり女性が年上で男性が年下だというカップルをよく見かけるようになりました。

日本で言えばほしのあきと三浦皇成なんかがそうですし、あとはやはりアシュトン・カッチャーとデミ・ムーアでしょう。

このアシュトン・カッチャーとデミ・ムーアの結婚は、英米デーティング界ではよく引き合いに出されます。ただでさえ結婚と離婚・交際と離別のサイクルが激しいセレブリティ界にあって、15歳の年の差、しかも彼女が年上(しかも前夫がブルース・ウィリス)という条件の中、結婚生活を長期間続けることに成功していたからです。

先月(2011年11月)、ついにその結婚生活にピリオドを打ったアシュトン・カッチャーとデミ・ムーアですが、彼らがデーティング界に残した功績(?)は大きかったと私は思います。

まず英語圏において大きかったのは、クーガー(couger)と呼ばれる、年下の男性を狙う熟年女性が台頭(?)したことです。「私もアシュトンを落とすのよ」と言わんばかりに年下の彼氏をつくりにデーティングマーケットに勇気を振り絞って出てきた熟年女性はかなりいたことでしょうし、そこまで積極的でないにせよ、「まだ自分も恋愛をやってみよう」というようにデミに勇気づけられた人は多くいたと思います。

日本で恋愛をする私たちも、「年の差」は恋愛において一つの問題とされているけど、年の差があるからといってイコールうまくいかないというわけではないんだ、恋愛は二人の相性で、年齢は相性を決める一つの要素でしかないんだ、というようなポジティブな見方をする一つの手助けとして、アシュトン・カッチャーとデミ・ムーアを思い出せるのがいいと思います。人々のロールモデルになることが、そもそもセレブリティの役目なわけですから、その点でアシュトン・カッチャーとデミ・ムーアの結婚生活を私は評価したいと思います。

それだけに、離婚のニュースはとても残念でした。年の差恋愛をしている皆さんは、このニュースにくじけず、自分の恋愛をハッピーエンドにしてくださいね…