表面的な「恋愛テクニック」の限界

「恋愛テクニック」という言葉は珍しいものではなくなっていて、あらゆるメディアで見かけるものになりました。

この言葉は本来広い範囲の意味がある(べき)ものですが、実際は大抵浅い感じの表面的なものを指す事がおおいです。





「あの子を虜にするメール術」
「欲しい女をものにする口説きテクニック」
「好感を持つようにしむける心理テクニック」

…聞くだけで薄っぺらい感じが否めないですが、実際にこういったものは表面的にならざるを得ないものです。しかし、いわゆる男性向けの「恋愛マニュアル」はほとんどがこういったものでしかないのです。

勘違いしないで欲しいのですが、それでは恋愛テクニックなるものが存在しないかというとそんなことはありません。恋愛テクニックも心理テクニックもちゃんと世の中には存在しますし、一定の効果があるものももちろんあります。

ですが、全くモテない人が恋愛の成功のために何か助けがないかと探した時に、こういったものに頼ってしまうとちょっと好ましくありません。


モテる人がモテる理由


自分の身の回りでモテる友人や知り合いを想像してみてください……

彼らは心理テクニックを使っているからモテていますか? 恋愛マニュアルを読み尽くしたから、異性に人気があるのでしょうか?

…違いますよね。

彼らにはどこか、惹き付けられる部分がある。一緒にいて楽しいかもしれないし、いきなり好印象を与えるような人当たりの良さがあるかも知れない。

でも、「一緒にいて楽しいと思われるための心理テクニック」や「好印象を与えるための会話術」を熟知して実践しているから、そうなっているわけではない。

…ではなぜ、そんな印象を他人に与えられるのでしょうか?

その人たちがそういう人だから、そうなっているのです。

「そんなの当たり前じゃないか」という声が聞こえてきそうですが、ここは大事なポイントです。

つまり、あくまで魅力はその人の内側からまず出てくるものであるということです。


表面的な恋愛テクニックの実際


実は、表面的な恋愛テクニックというのは、「魅力的である人のように振る舞いを取り繕う」か、「心理操作を利用して相手に恋愛をしているように勘違いさせる」の二種類しかありません。

もちろん、大人の恋愛ではこれらの手練が要求される状況があります。私は恋愛テクニックを否定するものではありませんし、コーチングでも実際にクライアントさんにお教えすることもあります。

ただ、本当の自分の中身に何も魅力的なものが無い状態で表面的なテクニックを駆使して恋愛相手を「落とす」のは、不誠実であるばかりか、長期的に見て恋愛の成功とはいえないのではないでしょうか。

もちろん、このマーケティングに溢れた資本主義社会では、「問題を早く解決する」「簡単で分かりやすい方法」が商品としてニーズがあるということで、恋愛もそのような表面的なものがマニュアル化、商品化されやすいという状況があります。

したがって、本当に恋愛の成功を望む方が助けを探した時に一番見つかりやすいのがこういった「恋愛テクニック」のマニュアルの類いになりがちなのです。

ですが、自分の魅力を磨くことなしにこれらに頼っていては、本当の恋愛の成功はないのです。

自分の本当の魅力を磨く事こそが、恋愛テクニックを知る以上に大切なのです。

−男性の方へ−


女性関係の成功のヒントを探していて、私のこの考え方に賛同する方には、大人の男性としての魅力を向上させながら恋愛テクニックのスキルを学んで行くHERO@DatingCoachのコーチングスタイルの基本的なことが分かりやすく解説されている「大人の男性の教科書」をオススメします。