離婚と再婚:再婚前にチェックする4つのコト



前の記事で触れたように、再婚は初婚よりも離婚率が高いです。

再婚に挑戦する方を応援する意味で、再婚前にチェックしたい4つのコトを挙げてみました。

①相手の事を本当によく知っているか?
これは再婚だけに限りませんが、自分と相手の価値観が合っているかどうかというのは結婚や長期交際において決定的に重要になってきます。

当然、あなたが相手の価値観を本当に知っているかどうかというのが大事になってきます。
相手が人生で最も大事にしていることはなんだろう? お金・貯金についてどういう風に思っているのか? 家事の分担については? 子供の教育については? 仕事についてや、友達との関係については?

これらの価値観が全く食い違っているカップルの場合、長期的にみて離別・離婚になりやすいです。

価値観の違いについて話すのは楽ではありませんし、その話題を出したら、せっかく盛り上がっている二人の関係に水をさすような雰囲気になってしまうかもしれません。

ですがそれを恐れてお互いの価値観について話さないと、初婚での失敗を繰り返してしまうかもしれません。結婚するにお互いの価値観についてよく話す事をおすすめします。

②前の結婚がなぜうまくいかなかったかしっかり検証する
悲しいかな、人間は失敗を繰り返す生き物ですが、同時に失敗から学べる生き物でもあります。

まず前の結婚がうまくいかなかった理由をちゃんと理解することが、離婚率の高い再婚を成功させる第一歩です。

ここで大事なのが、全てを相手(前のパートナー)のせいにしないということです。相手を責めて自分を顧みないと、前の結婚から何も学べません。謙虚な気持ちになって、前の結婚がなんで失敗したのか書き出してみるのもいいでしょう。

書き出したリストを見て、「次の結婚では、同じ問題をどう扱うか」を考えてみましょう。「まだ新しい相手とその問題がもちあがってないから、いいじゃん」と思わないようにしてください。こういったことは結婚するにクリアにしておかないと、また同じ失敗をしてしまうかもしれません。


③相手に強く惹かれているからという理由で再婚を急がない
この人が好き! この人が素敵! という強い感情を恋愛初期に持つのは普通のことです。「ハネムーン期間」と呼ばれるこの期間はとても楽しいものですが、この強い感情を理由に再婚を急ぐのは考えものです。

統計を見ると、付き合って一年未満の再婚カップルは一年以上付き合ったカップルよりも大分高い離婚率を示しています。交際初期のロマンチックな感情は本当に強く、他の思考や判断をかすませる場合があるので注意です。

④結婚生活で必要なことをお互いにクリアにしておく
二度目の結婚生活に入るに、結婚生活をやっていくために何が必要なのか、どんな生活を期待しているのか、といったことをお互いにクリアにしておくといいでしょう。

例えば、「私は友達との関係がとても大事だから、月に二回くらいはあなた抜きで友達たちとディナーに行くからね」とか、「俺は日曜日の午前中はテニスクラブに行かせてくれ」といったようなことも、結婚するに言ってお互いの了承を得ておけば、後から「何それ? 私と過ごしたくないの?」というような後々の火種を作らずにすむわけです。


「結婚する前に考えすぎたら結婚なんかできない」という格言めいたことを言う人もいますが、その先にいいことが待っていないのだったら結婚をする意味などありません。離婚率の高い再婚では特に、結婚に踏み切る前の確認が大事になってくると思います。