「交際相手の両親に会うことになりました…どうすればいいですか?」①

「初めて交際相手の両親に会う」というイベントは、ストレスフルですよね。

もちろん、相手の両親にいい印象を与えたいわけですから、どう振舞おうか、なにを準備しようか、などと色々なことを考えてしまうのも分かりますよね。

「いい印象を与えたいけど、ご機嫌をとってるような感じにはなりたくない」
「何を話せばいいかわからない」
「嫌われたらどうしよう?」

そんな思いもあることだと思います。私のところにもたまに、「交際相手の両親に会うことになりました…どうすればいいですか?」というような質問が寄せられます。

「どうすればいいですか?」と言われても…(笑)

これに関しては、誠実に向き合うしかないですよね。

そういう事を言うと、「そんなことはわかってる、あんたプロだろ、なんでもいいからアドバイスを出せ」と、両親と会う恐怖のあまり暴徒と化した人々(笑)に怒られるので、少しだけアドバイスを出してみたいと思います。

まず、ロケーションについては、一考の余地があると思います。

私のオススメは、「ホーム&アウェー」のダイナミクスの外で会う場所をセッティングすることです。

つまり、自分の家に呼ぶ、相手の家に行く、どっちかのいきつけの場所に行く、という選んでしまいがちな選択肢を捨てて、全く中立の、お互いに行ったことのないレストランなどにセッティングするという事です。

休戦協定がよく中立国で成される事がありますが、ああいうイメージです(特に戦争に臨むような気持ちで両親に会う人にはしっくりくるはずです 笑)。

ホームでの戦い(?)には、当然ホーム側に心理的アドバンテージが加算されることになってしまい、自然なコミュニケーションや話し合いの妨げになる可能性があります。

例えば、交際相手の両親の家にあなたが訪ねていった場合、恐縮しすぎて、また気を使うこと多すぎて(例:ああ、お母様、お茶なんていいんです、注いで頂かなくてももう私は結構です…)、碌に話が出来ない、もしくは本当のあなたらしさが出せない、という事が充分にありえますよね。

どちらのホームでもない中立的な場所ならば、より自然にコミュニケートできるのではないでしょうか。(少なくとも、相手の母親に茶を注がれて必要以上に恐縮する、出てきたお茶菓子に「ああ、何か気の利いた褒め言葉を言わなきゃ」という強迫観念からアホなコメントをして後で後悔する、などのリスクがないわけです。笑)

…続きは次回。