最後の恋のはじめ方を見る機会があり、久々に見ました。
「最後の恋のはじめ方」はウィル・スミス主演のラブコメですが、デーティング・コーチが主役という珍しい映画で、封切当初、業界で話題になった映画です。
ウィル・スミス演じる主人公のヒッチは彼は私と同じプライベート・デーティングコーチで、限られたクライアントとのみ仕事をして、デート・ドクターと呼ばれています。ある日、アルバートというクライアントが来るのですが、なんとそのアルバートの恋した相手が大金持ちのセレブリティだというわけです。ヒッチは依頼をうけ、アルバートのデートを助ける傍ら、ゴシップ記者のサラと恋愛を始める…という内容です。
私は初めて見る前に、同業者の視点で見れば見るに堪えないような嘘ばかりでつまらない映画だとタカを括っていたわけですが、(大抵、映画に出てくる恋愛アドバイスものは嘘が多いのです)「これはないだろ…」というところはもちろんあるとはいえ、「あるある」とうなずけるところや、つい笑ってしまう所が結構って、楽しく見ることができました。今回は二回目でしたが、また同じく楽しく見ることが出来ました。
「最後の恋のはじめ方」にはいくつかのテーマが描かれていますが、後半、ウィル・スミスがスピード・デーティングに割り込んでサラと喧嘩するシーンは、とても共感できます。↓
デーティング・コーチは、男性に女性を騙して自分のものにするためのトリックを教えているクズ野郎だと糾弾するサラに対し、ウィル・スミスが反論するシーンです。ここは全てのデーティング・コーチが感動するべきシーンですが(笑)、そうでない異業種の方はどういう風にここのセリフを理解するのか、聞いてみたくもあります。
映画のラストは、ハリウッド映画の宿命か、あり得ない展開になってしまいますが、(車にダイブする廃業デーティング・コーチ!!)序盤はおもしろいと思うので、寒い冬籠りにコタツにでもこもりながら見てみてはいかがでしょうか。
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