大人の女性が恋愛で犯しがちな間違い①:彼の可能性に賭ける

女性向けシリーズです。



デーティングコーチとして何百何千という人の恋愛を見ていると、やはり色々なパターンが見えてくるようになります。

このシリーズではその中でも、大人の女性が恋愛でよくやってしまう間違いについて話してみたいと思います。

大人の女性の恋愛で多い間違いの一つ目は、「彼のポテンシャルに賭ける」というものです。

…身に覚えがありますか?

仕事をろくにしないロクデナシ、すぐ攻撃的になる男、外から見ればダメ男なのに、私は彼の良さを知っている、彼はいつかビッグになる才能がある。彼はとても優しい父親になるポテンシャルがある。皆には分からなくても、私には分かるの。そんな風な気持ちになったことはありませんか?

自分がなっていなくても、そういう女性を一人や二人は知っていると思います。「やめときなよ」と言っても、まるで聞く耳をもたない。「あんたは彼の事を知らないのよ、本当はとてもいい人なの」なんて言われたりもします。

何でこんなことが起こるのでしょうか?

それは、女性は男性を「どれだけいい人か」「どれだけ優しいか」という尺度では選んでいないからです(本人がそう言っていたとしても)。

女性が恋をするときは、ただただ、その人が好きになってしまう。「いい人だから」なんていうレベルを超えた所で、内臓全体が彼に恋してしまうというように恋に落ちるわけです。

問題は、その恋をする相手がいつも正しい相手だとは限らないということです。(「いい人」だけに恋することができたらどれだけ楽でしょうか…)

そこで出てくるのが、理解しようとするプロセスです。「こいつ、ロクデナシだし、私の扱いも雑だけど、なんで私はこいつのことが好きなんだろう?」と自分で思ったり、「あんたなんであんなのと付き合ってるの?」と友達に聞かれたりして、脳があなたの恋愛感情に理由をつけようとするわけです。

その時、決まって出てくるのが…

「あの人は変われる」
「あの人はこれから絶対に素晴らしい人になる」
「私はあの人の可能性に賭けている」

というような内容のものです。彼は「本当は」いい人、彼は「本当は」能力がある、というのも同じ意味で、彼は今よりもっといい存在に変わるポテンシャルがあるという意味でしょう。

これは、多くの女性が持つ考え方で、幸せな恋愛という事を考えるとあまりポジティヴなものではありません。

もしかしたらあなたも、同じような傾向があるかもしれません。

これから素晴らしくなるかもしれない人より、すでに素晴らしい人を探しませんか?