なんであの女で私じゃないの?/何であんな男がよくて俺じゃないんだ?

何であの女


 彼はなんで私じゃなくて、あの子と付き合ってるんだろう?
彼女はなんで俺じゃなくてあんな男が好きなんだろう?

私たちは人生のどこかで必ずこの質問を(虚空に向かって?)したことがありますよね。

自分が猛アタックしたけど振られたあの子が他の男と付き合う事になった時、自分と別れた元カレの新しい彼女を見かけたとき、今の彼氏と別れるまでは付き合えないと言っていたあの子の次の彼氏が自分じゃなかった時、奥さんとは別れる事ができないと自分には言っていた彼が奥さんと別れて他の女とくっついた時。

何で私じゃないの!?? 何で俺じゃないんだ!? 

そう心の中で叫び、あの何とも言えない嫌な気持ちになってしまう時、私たちはまだその相手をどこかで求めているわけです。
「何で私じゃなくてあの子なんだろう」と思っている時点で相手は自分より他の人がいいと判断しているのが明らかにもかかわらず、その相手の事を忘れて次に進むことが自分はできていないという状態です。

ここで健康的に、「ま、しょうがないよね」「私の魅力がわからないやつなんて知らない!」と(2、3日の不眠と女子会の後に)思えるようになれればいいのですが、そのまま負の思考のスパイラルにはまってしまうケースがあります。

「もしあの時、あんなことを言わずにああ言っていれば…」
「もしかしてあの女が優しいあの人を騙して、私の悪口を言ってたんじゃないか…?」
「もっと頻繁に会ったりメールしたりしていたら、こんなことにはならなかったかも…」
「あの子は私より背が高くておっぱいが大きいから? でも私の方が絶対頭もいいし、あの人のことをわかってるはずなのに!」

こんな思考が始まって、「もし~だったら」「あの時~していれば」「なんで~になったのか」などの考えが止まらなくなってしまうと、私たちは過去に引き込まれ、ブラックホールのように抜け出せない暗闇に入ってしまいます。

あなたと別れた後に恋人がすることは全てあなたとは関係がないのです。恋人がどこで誰と何をしようが、なぜそういうことをしているのか、そんなことはもうあなたとは関係ないのです。私たちがそんな時しなければならないのは、「もし~」や「なぜ~」と考えて過去に飲み込まれることではなく、私たちも別れた恋人とは全く関係ない、自分たちの人生を始めることです。

…そして目いっぱい楽しむのです。次の恋愛はきっとより素晴らしいものであるはずですから。